オンライン講座MOOCの学習が続く人の特徴

インターネットの発展によってオンライン動画の視聴する方も増えて来ています。教育分野でも大学の授業がオンライン受講できるMOOCというサービスがあります。MOOCの目的はより多くの人々に個人的および知的成長の機会を提供することです。2011年から2015年までに550機関・4200コース・3500万人の受講者がいます。しかしオンライン講座を修了している人は半数のみです。学習者は講座内容の一部を選択的に閲覧し,最終的に一部の人が講座を修了するのも特徴です。

オンライン講座が続かない人の特徴

①時間の問題②講座の難しさ③形式と内容④目標と期待の違いがあることが明らかになりました。

オンライン講座が続く人の特徴

①時間確保ができている:十分な時間を用意することが大切です。

②タスク方略や努力調整:課題に対して計画し取り組む力です。また1講座を開始日に終わらすことも大切です

③援助要請;他者との協力をうまく使用している者です。

④目標設定:オンライン講座の目標を明確に持つことも大切です。

⑤メタ認知方略の使用:自分のことをモニタリングし、次何をするかを計画することができる人です

これらは、まとめて自己調整学習のスキルが高い人はオンライン講座も継続すると言われています。

オンライン講座と自己調整学習の研究

今回紹介する研究(R)はKizilecらが2017年にスタンフォード大学が発表した論文です。自己調整学習方略を使用してオンライン講座(MOOC)が続く人の具体的な特徴について調べています。研究は4,831人のMOOCオンライン学習者に対して質問紙調査を行いました。MOOCの科目は、工学・コンピュータサイエンス・マネジメント・運輸および教育のいずれかを受けています。平均年齢は32歳、26%は女性で大学卒業者が63%でした。60%は社会人、25%は学生です。参加者には自己調整学習に関する23項目に回答してもらいました。

結果として、個人それぞれの目標において、自己調整学習方略と目標を達成した人々の目標達成度との間に相関関係があった。目標設定と方略計画は,3つの目標すべて,目標達成の正の予測因子であることを見出した。一方で、援助要請と目標達成は負の予測因子があった。つまり目標を設定して自己調整学習方略を使用し学習したものはオンライン講座を継続して行う傾向がありました。

 

自己調整学習スキルの高さに関連した受講目的

自己調整学習スキルが高く受講していた人の目的として、証明書を取得する・新しい人に会う・他の人と講座を受講する・名声のために入学する・または講座が自分の研究/仕事/または自分の学校や学位プログラムに関連するためです。

自己調整学習スキルの低さに関連した受講目的

一方自己調整学習スキルもあまり使用せず受講していた人の目的として、一般的な興味から離れていたこと・転職のため・楽しさと挑戦のため・MOOCを体験するため・個人的な成長のためです。

いかに受講する講座が現在の生活に必要かどうか、その必要に迫られている人ほど自己調整学習スキルを使用し、受講が続くということが考えられるかなーと思います。

まとめ:研究から考えれること

この研究から考えられることとして①オンライン講座受講の目的を明確にする。②目標を設定して取り組む③自己調整学習方略を使用して学ぶことが大切かなと思います。