30の質問から分かるメタ認知的スキルを活かした読解術

今回のテーマは、メタ認知的な読書の仕方についてです。

メタ認知とは、何を認知しているかを知っていることです。例えば、今の気分はどう?と訪ねた時に「良い」と回答する人は、自分のことを良いと認識しています。メタ認知的知識とメタ認知的スキルに分かれます。メタ認知的知識は自分の状態を知っていることです。例えば、メタ認知的知識は、自分が英語が苦手であることを知っています。そして、メタ認知的スキルは、自分は英語が苦手なことを知っており、英語を改善するためにどのように学習すればいいか、計画を立て、実行し、振り返ることができることです。

メタ認知は学業成果との関連性が高く非常に注目されている分野の一つです。

今回は、2002 年にオクラホマ大学が研究したメタ認知的読解術(1)を紹介します。

この項目は、メタ認知的スキルをグローバル(包括的)読書術、問題解決型読書術、サポート型読書術に分けて表すことができます。

30の質問に答えて普段メタ認知スキルを使用して読書を行なっているか確かめてみましょう。

メタ認知的読解術が分かる30の質問

各質問に1-5点の間で点数をつけていきます。

質問に対して、

1点:まったく、ほとんど行わない。
2点:稀に行う
3点:時々行う
4点:よく行う。
5点:いつも、ほとんど行う。

ことを記載していきましょう。

1.文章を読むとき、読む目的を意識する
2.メモを取り理解の助けとする。
3.自分の知っていることを使用して内容の理解を助ける。
4.読む前に何が書かれているか文章をざっと読む。
5.文章が難しい時は、声に出して読んでみる。

6.文章の重要な箇所を要約する。
7.読む目的と文章の内容が一致しているかどうか考える。
8.理解できるよう、ゆっくり注意して読む。
9.理解しているかを確認するために他者と読んだ部分について話す。
10.まず全体をざっと見て,長さや構成の特徴をつかむ。

11.集中が切れた箇所まで読み返す。
12.文章を覚えるために、アンダーラインや印をつける。
13.読むものによって読むスピードを変える。
14.細かく読む部分と読み飛ばす箇所を使い分ける。
15.文章を理解するために、辞書等を参考にして理解を助ける。

16.文章が難しくなったら、読んでいる箇所を注意して読む
17.文章内の表や図、写真を見て理解の助けにする。
18.時々、文章を読むのをやめて、読んだ箇所について考える。
19.文章の前後から読み取り理解しようとする
20.読んだ箇所を自分の言葉に言い換える。

21.読んだ情報を図で表し、覚えることに役立てる。
22.太字や斜体など重要な箇所を認識して読む。
23.文章の情報を分析したり、評価しながら読む。
24.関連性を発見できるよう、文章を読み進め、読み返す。
25.矛盾した情報があった時、理解できているかどうか確認する。

26.何が書かれているか想像してから読む。
27.文章が難しい時、読み返す
28.質問を用意して読み、答えを見つけようとしなあら読む。
29.自分の推測が正しいか誤りかを確かめながら読む。
30.知らない単語やフレーズの意味を推測しながら読む。

回答を確認してみよう

グローバル型読書術の項目は、1,3,4,7,10,14,17,19,22,23,25,26,29 計13問
問題解決型読書術の項目は、8,11,13,16,18,21,27,30 計8問
サポート型読書術の項目は、2,5,6,9,12,15,20,24,28 計9問

それぞれの項目の平均を出していきます。

3.5点以上は平均より高い。
2.5-3.4点以上は平均。
2.4以下は平均より低い。

といった感じです。

まとめ

メタ認知的スキルは発達によって、獲得されていきます。この質問は過去に小学校6年生から行っており、それ以上の年齢の人たちに有効とされています。メタ認知的スキルを活かして読書することで、内容をより深く理解し学べるようになると思いますので、普段から意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。