マシュマロ・テストで分かった人生の成功ポイント

ウォルター・ミシェル教授の著書では、未就学児童に行ったマシュマロ・テストで人生が成功するかがわかるといった有名な行動科学の研究結果が書いてあります。著書によれば、マシュマロを我慢できた子どもは、楽しいことを先延ばしにする自制力があり、自制力が将来の成功と密接に関係しています。

マシュマロテストの実験内容

スタンフォード大学ウォルター・ミシェル博士が人の意思の力と自制する力を調査した実験です。

実験内容

  • 机と椅子以外何もない部屋に未就学児童にゲームをすると言って部屋に入る。
  • 机の上に置いてあるマシュマロ1個を15分我慢すればもう1個もらえることができる。
  • 途中で椅子を離れたら1個しかもらえない。
  • 机の上にあるベルをならすといつでも終わりにすることができる

 

 

実験から分かったこと

ミシェル博士は追跡調査を行っており、10年後彼らがどのようになっているかを確認しました。マシュマロテストで長く先延ばしした未就学児童は欲求不満を覚えるような状況で他の人より強い自制心を示す青年だったことが明らかになりました。

先延ばしした児童に顕著だったこと

  • 計画的で目的を追求するのが上手だった
  • 肥満指数が低かった
  • 自尊心が高い
  • SAT試験(アメリカのセンター試験のようなもの)の点数がはるかに高かった。時間が短かった子ども(下位1/3)と長かったこども(上位1/3)の点数差は210点(2400点満点)もあった。

この追跡調査からも自制心がどれだけ関係していたかがわかります。

自分をコントロールするための3つのスキル

マシュマロを我慢することができた子どもはそれぞれ独自の方法で抑止していましたが、3つの共通する特徴があったことが分かっています。

1自分が選んだ目的とそれに付随する条件を把握していること

マシュマロテストでは「もし今1つ食べたら、あとで2つもらえない」を記憶しています。

2目的に向かってどれだけ進んでいるかを確認し修正していくこと。

誘惑に対して中止をそらすことができ、目的に向かって行動を修正することができます。

3目的を達成することを妨げる衝動的な反応を抑えること

「マシュマロがどれだけ魅力的なことかを考えないようにする」「手を伸ばしてそれに触れない工夫をする」など反応を抑えるスキルです。

この3つのスキルは、自分をコントロールし実行機能が発達している人は目標を追求するときに、衝動的な反応を押さえ込み、コントロールすることができます。

自制力を高めるために必要なこと

ミシェル博士は意志力は生まれ持っているか、持っていないかという考え方が間違っていると指摘しています。必要な時に自動的に自制を働かせるように、身につけることも可能です。生まれつき自制をするのが得意、不得意であっても自制のスキルを磨くこともできますし、助けることもできます。

そのために著書ではいくつかやり方が紹介されています。

・自制する時には目標を達成したい気持ちが大切
・目の前の誘惑をおかない環境を整えること。長期的な効果を思い描くこと。

例えば禁煙を目的とするのであれば、喫煙しやすい環境を避ける、将来肺がんになるリスクを考え今やめる決断をすることです。

・if-thenプランニングが自制を自動的に行うこと

状況によって衝動的になったり、感情を抑えることができずに行動してしまうことがあります。それを防ぐためには事前の準備が必要です。そこで使うのが「if-thenプランニング」です。「もし(イフ)〜なら、そのとき(ゼン)〜する」ことをあらかじめ決めます。「もし冷蔵庫に近づいたら、その時はドアを開けない」や「19時になったら、ジムに行く」と事前に決めていくことで自制する力が向上することができます。

さいごに

ミシェル博士は、マシュマロテストを行った児童を現在も追跡調査しています。子どもの将来とも相関しているという結果に驚きがやはりありました。自制力がどれだけ大切なのかも感じることができた実験です。

それでは、今日はこの辺で

タック

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