意思決定に重要な2つのシステムとは

どうも本田真大です。

意思決定をする上で大切な2つのシステムをご紹介します。私たちの生活は意思決定の連続です。椅子に座るといった日常的な行為から次の進路を決定する重要なことまで、たくさんの意思決定を行います。

そのような意思決定を行う思考には2つのシステムが関係していました。

心理学者のキース・スタノビッチ氏とリチャード・ウェスト氏は脳内における思考についてシステム1とシステム2と名称しました。

このシステムを広めたのが、心理学者でありながらノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーマン氏です。

ダニエル・カーマン氏の著書ファスト&スローを参考にシステム1とシステム2についてまとめたのがこちらの図です。

システム1は自動的に行う事です。

システム1の思考

  • 自転車に乗る
  • 1+1の答えを言う
  • 名前を呼ばれて反応する
  • 簡単な文章を理解する
  • 第一印象がとても良いと感じる

などほとんど考える努力をせずにできるものです。

一方システム2では注意力が必要な事です。

システム2の思考

  • 迷子になった子供を探す
  • 確定申告の書類に記入する
  • 飲み会で上司に顔色をうかがう
  • 自分の発言が顧客に対して適切であるか観察する
  • 第一印象がとても良いと感じる
  • 複雑な問題を解く

こういったものは非常に注意する事が必要になってきます。

どちらも活動しているときはONになっているのですが、システム1が自動的に動き解決する事はシステム2の能力はごくわずかしか使用されていないません。システム1が困難な時にシステム2が機能し問題に関して的確に行うように機能しています。

システム2が制御できずシステム1のみで判断してしまうことがある

システム2の機能の1つにシステム1の提案した考えに対して監視し制御することがあります。しかしうまく却下したり修正できないケースもあります。下記の問題をぜひ考えてみてください。

こちらはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などで行われた実験を日本円の金額に変更した問題です。

ダニエル・カーマン博士によると学生の50パーセント以上が直感的な間違った回答をだしたことがわかりました。ボールは100円のように感じますが、実際はボールは50円でバットが1050円になります。間違えた方は、自分の直感を信じてシステム1で回答しており、システム2が制御できなかった状態です。

続いてはこちらの図をご覧ください。

上記はミュラー・リラーの錯視についてです。見たことある方もいるのではないでしょうか。システム1ですぐに判断すると水平の線分はAが長い、Bが短いという錯覚にとらわれてしまいます。知っている方は、違うことに気づいた方もいると思いますが、知らなかった場合はシステム2が制御できず、やはりうまく判断する事ができません。

私たちはシステム2が制御できないことが意思決定においてあり、システム1で判断してしまいます。

まだまだ明確になっていない部分が多い

このようにシステム1とシステム2について説明してきました。科学者の中でもシステム1とシステム2のどちらが重要か、またシステム2が正しくシステム1をコントロールできるかなど意見が分かれています。まだまだ明確になっていない部分が多いのが現状です。

システム2の意思決定を毎回行うことが良いと感じる方もいるかもしれませんが、システム2は熟考するため意思力のエネルギーを消耗します。例えば意思の力が余っている時は、ダイエット中の人がコンビニに入ってチョコレートケーキを見た時にシステム1の食べたい衝動をシステム2で制御できる状態かもしれません。しかし、テストや重大な会議のあとに疲れがたまって、コンビニで甘いものをついつい買って食べてしまうことがあるという人もいると思います。こういったときは意思の力が落ちており買ってしまいます。今回はあまり触れませんが、ダイエットに関しては、意思の力で日々過ごすのではなく、食事や運動を習慣化することや自分の周りから誘惑されやすい食べ物を排除することが効果的です。

最後に

ここまで意思決定のシステムについて述べてきましたが、まずは自分自身のシステム1とシステム2の相互関係を理解する事が大切です。自分はどんな時に直感で物事を判断しているのか、どんなときに慎重に考えているのか。どんな誘惑にのっかりやすいか意思決定の弱点を知ることからはじめることがいいのかなと感じます。

意思決定について、詳しく知りたい方は下記の本がおすすめです。

 それでは、また。

タック。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。