社会人5年目のアラサー男子が退職してデンマークへ行く理由

どうも、本田真大(@hondama)です。

デンマークに行くと報告してから興味をもってくださる人が多く嬉しいです。

今回はよく質問されることについて書きます。

よく聞かれること

  • 社会人5年目のアラサー男子が退職してデンマークへ行く理由
  • デンマークの学校機関「生きることを学ぶ」フォルケホイスコーレに入学した理由

デンマークに行くと決めた背景

社会人としての悩み

社会人として、これからの生き方、働き方に悩む人も多いのではないだろうか。

実際に私の周りでもこのような意見をよく聞く。

社会人5年目の悩み

  • 将来のキャリアが見えない
  • 結婚や転職など人生について悩んでいる
  • わくわくすることがみつからず、何がしたいかわからない

年末に学生時代の友人と話す機会がありこのように言っていた。「大学までは用意された道を進めば良かったんだけど、社会人は人生をどのように選択していくか難しい」グローバル化する社会、終身雇用がなくなりつつある私たちの時代。社会から用意されたレールはなく、自分で自分の人生を生きる時代ではないだろうか。私も働きながら、今後のについてよく考えていた。どうしたらもっと自分の視野を広げることができるだろうか。自分の実現したい未来のために対してどういう選択をしたらよいのか。

友人から聞いたデンマークの魅力

2017年9月に北欧での小学校でインターンを終えた友人にデンマークの魅力を教えてもらった。その時、デンマークに行ってみたいと強く思った。普段はメリットやデメリットを考え、慎重に考える傾向がある。ただ「考え」よりも「直感」が上回り、心からワクワクしたことに対して意思決定を行う瞬間がある。デンマークはまさにそれだった。一度も訪れたことがない国だったが、行くことを決意した。

 

まだい
直感」を信じ、デンマークに行ってみよう

なぜデンマークなのか

デンマークにした理由

  1. デンマーク、かっこいいという単純な理由
  2.  世界一幸福な国の実際を知りたいと思ったから
  3. これからの生き方、働き方、学び方のヒントがあると思ったから

1.デンマーク、かっこいいという単純な理由

デンマークのイメージは、福祉の国、フライングタイガー、デザインが良い、赤と白の国旗。恥ずかしながら知らない部分が多かった。そして、デンマークについて調べてみるとめちゃめちゃ魅力的だった。いくつか紹介したい。

ファッションの力で世界を変える、ザ・イノウエブラザーズ

「Social Design」は単にモノをデザインするだけではなく、デザインをツール(道具・手段)として社会貢献をするモノ作りの考え方で、社会をポジティブに変えていこうとするムーブメントです。それはデザインという行為に留まらず、モノ作りの思想だと思います。つまり、モノの造形だけでなく、そのモノを作った人と作り方を大事にするという考え方です。そのムーブメントに共感した僕たちは、2004年に兄弟でザ・イノウエブラザーズというデザインスタジオを始めました。すべての仕事に100%全力投球すること、そして嘘のない誠実な仕事をするという決意のもと、自分たちの本名をブランド名として冠することにしました。

引用:世界一のアルパカニットを作る兄弟「ザ・イノウエブラザーズ」とは?

地上最後の楽園、クリスチャニア

クリスチャニアは、ヒッピーが住むことで有名なコミュニティである。デンマーク政府から独立したルールで社会が成り立っている場所だ。一方で、住民は税金を国に支払い、社会福祉も利用している。中々刺激的な場所。

レゴ発祥の地

レゴの本社はデンマークだ。レゴは子どもたちの発達に深く関与おり、遊びながら学ぶことができるものだ。子どもたちは、クリエイティブな自由な発想を通して様々なものを作ることができる。

世界で最も人道的な刑務所!?

デンマークは九州と同じくらいの大きさで、人口は約550万人で兵庫県とほぼ同じである。小さな北欧の国デンマークは、とても興味深い。

2.世界一幸福な国の実際を知りたいと思ったから

世界幸福度ランキング 1位(2016)2位(2017)

ワールドハピネスレポートが、GDP、社会的支援、健康寿命、人生の選択の自由度、寛容さなどの項目から総合的に幸福度を調査したものである。デンマークは世界でもっとも幸福な国として注目されている。日本はちなみに51位(2017)

参照:ワールドハピネスレポート

貧困率が低い国1位(2016

欧米が注目するデンマーク人が大切にする「ヒュッゲ」

Hygge(ヒュッゲ)とはデンマーク語で「心地の良い空間、人とともにいる時に感じるぬくもり、幸福感に満ちた状態」を表す言葉だ。デンマークは冬は寒く、日照時間も短い。そんな厳しい自然の中で共生する彼らが大切にしている精神的豊かさとは何か。文献では、シンプルなライフスタイルの実践、キャンドルを灯して食卓で語り合う時間などが書かれている。デンマークでも人によって異なるであろう「ヒュッゲ」な時間に何か大切な価値観が隠れているのではないだろうかと感じている。

世界一幸福な国のネガティブな部分にも目を向けたい。

デンマークは世界一幸せな国という見方だけではなく、様々な角度でデンマークを知りたい。デンマークの心理療法士、イルセ・サン氏は、デンマークでは2割を超える人々がとても敏感な人(HSP)という結果だ。とても敏感な人(HSP)は、他の人に比べて敏感で五感が優れていたり思慮深い。疲れやすかったり内向的になりやすく、そのネガティブな部分に着目する傾向がある。また世界保健機関(WHO)の調査によるとデンマークのうつ病の割合が5%(日本4.9%)、不安障害の割合が4.2%(日本3.1%)である(参照:Depression and Other Common Mental Disorders2017)幸せに関してこれをすればみな幸せだといったものはないし、答えを見つけたいとも思っていない。ただそれぞれの人がよりよく生きるためにはという問いに興味がある。生きづらい部分をどう受け入れ、どう生きていくか。世界一幸福な国デンマークに生きるそれぞれの生き方に注目したい。

3これからの生き方、働き方、学び方のヒントがあると思ったから

生き方について

生きているということ

いま生きているということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

自由ということ

引用;「生きる」谷川俊太郎

デンマークでは、選択できる権利がとても重視されていて、学校、結婚、職業などを人々が主体的に選んでいるそうだ。そのように選ぶことも安心して過ごせる環境があり、それらをサポートする福祉の側面をもっとしりたい。デンマークでは高いを税金を支払うとともに福祉に力を入れている。

福祉制度と社会保障

  • 医療費の無料
  • 教育費の無料
  • 育児に関するサポート
  • 高齢者福祉の充実

そのような社会保障が個人にどう影響しているのか。福祉制度における「個人生き方」と「社会のあり方」に着目したい。

働き方について

日本でもライフワークバランスを整えることや女性・高齢者・障害者の社会進出に対して少しずつ浸透している。デンマークでの働き方についてどのように浸透しているのかを考えたい。

デンマークの労働時間の少なさ 2位(2016)


参考:https://data.oecd.org/chart/54l1

まずデンマークには週37時間労働までという規約がある。朝8時から仕事し16時には仕事を終えていると聞く。短い労働時間かつGDPデータを見ると生産性を高い働き方をどうすればできるか興味がある。

ビジネスに最適な国ランキング1位(2015,2016)  7位(2018)

フォーブスUS版「ビジネスに理想的な国ランキング」では、デンマークが2015年16年2年連続で世界一になっている。デンマークでは法人税率が低く、イノベーションに積極的。テクノロジーを生かした農業や製薬業、電力、海運などの多くの産業が経済を牽引している。参照:「ビジネスに最適な国」ランキング(「フォーブスUS版」)

ソーシャルビジネスとデンマーク

デンマークでソーシャル・ビジネスとして登録されている企業が150組織。その中でも障害者を雇用している会社についても興味深い。障害者が強みを生かし働く組織もあるようだ。従業員の75%が発達障害のある人たちであり、黒字化しているITの営利企業スペシャリスタナ。デンマークでは日本のように会社が障害者を雇う義務である法定雇用率の制度はないという。障害者の働く現場を実際に見てみたい。

学び方について

学校は卒業するが、学びに卒業はない。私にとって学びの探求がもっとも楽しいことのひとつだ。デンマークでの教育で大切にしていることとして対話を中心とした学びがある。対話しながら自己を形成することを大切にしている「フォルケホイスコーレ」という学校機関は、18歳以上だと誰でも入学できる。日本人の私も入学できることを聞き、デンマークの学校を実際に体感することを決意した。

なぜ生きるを学ぶ学校フォルケホイスコーレなのか

フォルケホイスコーレとはデンマーク国内に約70校ある。全寮制で期間は、1週間〜1年と幅広く受け入れている。美術、音楽、スポーツ、哲学、アウトドアなど学校によって主のコースは違うが、様々な科目を取ることができる。

フォルケホイスコーレの特徴

  • 18歳以上誰でも入学できる
  • 試験や成績がない。
  • 全寮制
  • スキルや知識ではなく対話を大切にした体験型学習

フォルケホイスコーレは、知識やスキルを身に付けるところではなく、対話を通して自分の価値観や他者との違いを通して自己形成ができる場所である。また北欧は物価が高いイメージだが、フォルケホイスコーレは1ヶ月約10万円(学校によって違う)で過ごせるというお得感(食費、宿泊費、授業料込)デンマーク語が公用語だが、デンマーク人は英語が話せるため授業は英語で行う科目、英語に通訳してくれる配慮が多い。授業や生活をともにするため英語でのコミュニケーションスキルを獲得する場所としても最適だ。

フォルケホイスコーレで考えたいこと

  1. 退職後の移行期間を大切にする
  2. 情報だけではわからない、デンマークの教育を味わう。
  3. 他者と共生すること

 

①退職後の移行期間を大切にする

社会人を退職して、MBA取得や大学院卒業などキャリアハイになる部分が多いが、フォルケホイスコーレで学んだことがキャリアに有利になることは現状難しいと感じている。しかしながら、私にとってフォルケホイスコーレで対話を通して得られる、自己形成、他者を受け入れる寛容さなど生きる上で大切な部分を感じることができるのではないかとわくわくしている。そこで感じることを大切にし、次に進む道をじっくり考えたい。

②情報だけではわからない、デンマークの教育を味わう。

私が大切にしているテーマが、自分らしく主体的に生きる人が増えてほしいことである。フォルケホイスコーレの教育はまさに体現している場なのではないか。情報だけではわからない、実際に自分が体験することで得れる部分が多くあるはずだ。

③他者と共生する

フォルケホイスコーレは全寮制の学校である。私が学ぶ学校では約200人近くの生徒と教師が同じ場所でともに暮らす。生徒の大半は、18-22歳である。国籍はデンマーク人が8割、その他の国シリア、イラクなどの紛争を理由に学校に来る者。また中国や我々日本から学びに来る者もいる。私は日本人がほとんどいない学校を選んだ。理由は日本人がマイノリティである中で、少なからず感じるであろう違和感や疑問と向き合いたいことその感じたことを声に出し、他者と共生する方法を模索していきたい。

以上、長文を読んでいただきありがとうございます。

デンマークのことやフォルケホイスコーレに関心のある方はぜひぜひご連絡ください。

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